中国メディア・東方網は20日、中国人観光客にも非常に人気が高い京都について、在日中国人が紹介する現在の様子を報じた。

 記事は、4月に発令された緊急事態宣言が5月まで継続されたことで、日本を代表する観光都市である古都・京都はその観光産業に極めて大きな影響を受けていると紹介。本来は春の観光シーズンで多くの人が訪れる京都では現在、観光客の姿をほとんど見かけず、各観光スポットは開放時間を短縮したり、入場制限を行ったりしているとしたほか、京都国立博物館など一部の屋内観光施設は休業を余儀なくされたと伝えた。

 また、京都随一の観光スポットである清水寺も、参拝こそ可能であるものの、実際に訪れる観光客は極めて少なく、寺内で行われる予定だったイベントも延期や中止になっていると説明。3月に修繕が終了し、再び開放される予定だった清水の舞台も、観光客がやってこない状態だとしている。

 さらに、清水寺付近にある京都最大の伝統建築保存エリアである二年坂、三年坂では、通常であれば京都の文化や歴史を体験するために多くの客が現地の宿やホテルに泊まるはずが、今は多くの宿泊施設が一時休業しており、人影がほとんど見られないがらんとした現地の様子は「極めて異例な光景だ」と評した。

 一方、開放的なスポットで新鮮な空気を吸える鴨川公園は、現地市民や観光客らがソーシャルディスタンスを取りながら休憩する様子が見られ、他のスポットのような冷ややかな印象はなかったとしている。

 記事は「京都の南北を貫く鴨川の両岸は、春には桜、秋には紅葉でいっぱいになる。春は終わってしまったが、秋の美しい風景まで見過ごすことにならないよう願う」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)