日本を旅行で訪れた中国人が日本製品を大量に爆買いしたことは記憶に新しいが、こうした消費行動は中国人にとって日本製品がどれだけ魅力的だったかをはっきりと物語っていたと言えるだろう。

 一方、中国には日本人が時間と費用をかけて中国を訪れてでも手に入れたいと感じるような中国製品は存在するだろうか。スマートフォンの分野では中国メーカーは魅力的な製品を販売していると言えるが、多くの日本人にとっては「時間と費用をかけて訪中してまで欲しい中国製品」はないのではないだろうか。

 中国メディアの百家号は17日付で、中国製造業が「日本人が心から欲しいと感じるような製品を創り出せない」要因について考察し、この問題の根底には「企業が追求するものの違い」が存在していると説明した。

 記事は、日本を代表する大手メーカーはゲーム機、カメラ、自動車など、それぞれの事業分野にすべての経営資源を集中させて企業活動を展開していると指摘し、こうした日本企業は自社製品を通じて顧客の課題を解決するなど「顧客の利益」を優先していると強調。顧客の利益を優先した結果として、金銭的利益を得ているのだと指摘した。

 一方、中国の製造業が追求するのは自社だけの利益だと主張し、だからこそ中国企業は日本企業に比べて「寿命が短く、消費者が争って買い求めるような製品も生み出せない」ことを強調。中国企業が消費者から求められる製品を生み出し、社会に求められる存在であり続けるためには「自社の金銭的利益を最優先するのではなく、顧客の利益を最優先とする」ことを日本企業から学ばなければならないと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)