中国メディア・東方網は20日、隣国どうしで文化的にも近い日本と中国の飲食文化に存在する違いについて、それぞれ対比する形式で紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本でも中国でも使用されている食器の箸の違いについて紹介。中国の箸は長くて重いうえ、先端が尖っていないのに対し、日本の箸は比較的短く、先細りの形状になっているとした。そして違いが生じる理由として、中国では大皿から自分の箸で料理をとりわけるのに対して、日本では銘々に盛りつけられること、日本は魚を食べることが多いため先端が尖っていた方が骨を取ったり身を崩したりしやすいことなどを挙げている。

 次に、食材の違いについて言及し、広い国土を持つ中国は豊かな食材を持ち、主に北部では小麦と米、南部では米が主食とされると紹介。料理の材料は主に陸生の動植物、淡水系の魚類が用いられるとした。一方、日本は魚介類や海藻類といった海産物が材料として多く用いられており、日本人は年間で1人あたり70キロほどの魚類を消費するほどの「魚好き」であると紹介した。

 さらに、調理方法における日中間の違いについても分析。中国は「色、香、味」を重んじ、油や醤油などの調味料をたっぷり使うのに対し、日本の料理は新鮮さや食材本来の味を大切にし、可能な限りシンプルな調理法を用いて作られるとした。また、中国では炒める、揚げる工程が多いのに対し、日本では煮る、蒸す調理が多いとも説明している。

 記事は、両国の飲食文化について考え方や環境による差異が存在する一方で、食べ物の多様性を追求する、栄養バランスや食べ物の組み合わせを大切にする、食感を大事にするといった「食」の本質的な部分は同じなのだと結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)