中国の自動車市場で日系車の人気は非常に高い。2019年も日系メーカーは2割以上のシェアを占めていて、5台に1台は日系車が販売されたことになる。日系車がこれだけ選ばれる理由の1つには「エンジン」の品質が関係しているようだ。中国メディアの今日頭条は10日、ある日系メーカーのエンジンは極めて優秀だと称賛し、「中国ブランドはなぜ模倣しようとしないのか」を分析する記事を掲載した。

 記事ではホンダのエンジンを手放しで称賛している。運転手の仕事をしているという記事の中国人筆者の周りの人は皆、口をそろえて「車を買うならホンダが良い」と勧めているそうだ。その理由は「エンジンの良さ」にあり、「ホンダのエンジンを買うと車体がついてくる」くらいの気持ちらしい。ここまで高く評価されているホンダのエンジンだが、なぜ模倣するのが得意な中国人が、ホンダのエンジンは「パクらない」のだろうか。

 記事の中国人筆者は、「パクらない」のではなく「パクれない」のだと説明している。1つは中国側の「技術」が追い付いていないためで、まだ学習段階にいる中国の自動車メーカーが模倣したところで逆効果になり「逆に笑われてしまう」としている。

 2つ目の理由は「部品」の質が違うことだ。真似したところで部品の質が違えば同じ性能が期待できるわけもなく、部品の分野でも日本に比べれば発展途上にある中国では、同じレベルのエンジンは作れないとしている。

 中国の自動車産業は飛躍的に進歩しているが、エンジンにこれだけの開きがあれば、やはり日本との差は大きいと言えるだろう。記事に対して、「中国が模倣できるのは見えるところだけ」という意見が寄せられていた。自動車のエンジン分野で中国が日本に追いつくには、まだまだ時間がかかるのは間違いないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)