長きにわたってシンガポールの首相を務めた故リー・クアンユー(李光耀)氏はシンガポール建国の父と呼ばれ、同国に大きな発展をもたらした立役者だ。そして、その名前からも分かるとおり、リー・クアンユー氏は広東省梅州市にルーツを持つ華人だ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、リー・クアンユー氏は生前、日本を高く評価し、学習の対象としていたと論じる記事を掲載した。

 記事は、リー・クアンユー氏はシンガポールというわずか720平方キロメートルしかない国をロンドン、ニューヨーク、香港に続く金融センターへと成長させ、経済を飛躍的に発展させた人物として世界的に高い名声を獲得したと紹介。そして、そのリー・クアンユー氏は日本について「経済的な繁栄という点で大きな成功を収め、現代化を遂げたアジアの国」として学習の対象とみなしていたと伝え、それは様々な講演などでリー・クアンユー氏が日本をたびたび賞賛していたことからもよく分かると論じた。

 たとえば、リー・クアンユー氏が香港大学で講演を行った際には「日本は非白人の国として、初めて自ら工業化を実現した国」であると述べ、シンガポールは日本に学び、追いつけるよう努力しなければならないと述べたと紹介。

 また、日本が戦後、経済大国になったことに対し、リー・クアンユー氏は「日本はいずれ経済だけでなく、政治や軍事でも大国になることを求め始めるだろう」と述べ、日本は米国に守ってもらうことで軍事的な負担を大幅に軽減し、それによって経済発展に集中することができたと指摘、「これは意図的な行為であると同時に、日本の政治と外交力が極めて高いことを示している」と主張したと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)