今や世界中で感染拡大を食い止める戦いが繰り広げられている新型コロナウイルス。中国国内で感染が拡大していた際、最初に感染が確認された湖北省や武漢市に対する偏見や差別が中国全土で見られたという。

 いかなる理由であれ、偏見や差別をすることは良くないことだが、残念ながら日本においても一部で差別や偏見が存在するのは事実だ。中国メディアの百家号はこのほど、「中国で日本人は民度が高いと考えられていた」としながらも、「その日本人も新型コロナウイルスを理由に差別をするとは驚きだ」と伝えた。

 記事はまず、日本でも新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、不要不急の外出を避けるなど「他人との接触を極力避けること」が求められていると紹介。一部地域で緊急事態宣言は解除されているが、こうした対応は今も求められているものであるため、県外からの訪問者に対して偏見や差別が一部で見られると伝えた。

 偏見や差別の具体的な例として、他県ナンバーの車の所有者に対して、立ち去るよう勧告したり、車に嫌がらせをしたりすることが起こっていると紹介したほか、特に県外からの訪問を自粛するよう促す横断幕を掲げる人までいると伝え、「民度の高い日本人も地域差別をするなんて驚くほかない」と主張した。

 中国でも新型コロナウイルスが大流行していた際には湖北省や武漢市からの訪問者によってウイルスが持ち込まれるのを恐れ、小区と呼ばれるコミュニティーを独自に封鎖したり、湖北省出身者の訪問を拒否したりなどの差別が横行していたと言われるが、いかなる理由であれ、地域や職業などで差別をするのは許されないことだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)