中国メディア・東方網は15日、日本の住宅のベランダにあって中国のベランダにないものを紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本の住宅の上層階に設置されるベランダには、外壁に近い部分に5センチメートルほどの溝が存在すると紹介。「この溝を侮ってはいけない。その役割はとても大きいのだ」とした。

 そして、一軒家にしても集合住宅にしてもベランダに存在するこの溝はたまった雨水を排出する排水溝なのだと説明。雨水を効率よく排出する以外にも、夏場にエアコンを使用した際に出る水を流すうえでもこの溝は大いに役立っており、「とても周到に考えられているのだ」と伝えている。また、溝にはわずかながら傾斜が付けられており、雨どいへとつながる排水口部分が最も短くなっていることで、水が貯まることなくスムーズに出ていくのだとした。

 一方で、中国の住宅に設置されたベランダには、日本のような排水溝は存在しないと紹介。その理由について記事は、ベランダを作る際に排水のことを考えてあらかじめ全体に傾斜をつけているからだと説明するとともに、中国ではベランダに洗濯機を置く、排水溝を設置するとその部分に水が溜まり変色したり蚊が発生したりするなど手入れが面倒になると解説した。

 そして、中国のベランダに設ける傾斜については、洗濯機の排水があふれるのを防ぐために2%が一般的だと紹介している。

  中国ではベランダやテラスに洗濯機を置くケースが一般的なのに対し、日本ではベランダに洗濯機を置く住宅は少なくなっている。洗濯機の劣化が早く進む可能性があるほか、排水が詰まった時に階下で水漏れが発生するリスクがあるからだ。ベランダの用途の違いが、排水溝の有無の違いに繋がっているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)