日本と中国には様々な違いがあるが、では最大の違いはなんだろうか。中国メディアの網易は11日、「日本と中国の最大の違いはどこにあるのか」と題する記事を掲載、日本と中国それぞれの街をちょっと観察すればその違いをすぐに理解できると説明した。

 記事は、多くの中国人旅行客が日本と中国の様々な違いを指摘していると紹介しつつ、その意見のなかで最も多いのは「高齢者の生活スタイル」であると強調。中国人旅行客が日本で見かける高齢者はみな忙しそうで、生活のために仕事に奔走している姿は中国とは見られないものであり、中国人にとっては大きな驚きであると説明した。
 
 中国では定年後も働く高齢者は極めて少数派であり、ほとんどの高齢者は子供や孫たちに囲まれて悠々自適の生活を楽しんでおり、生活のために苦労して働くことはほとんどないと指摘。中国の高齢者たちは友人たちとお茶を飲み、シャンチー(中国象棋)を指し、広場でダンスをするなどして余生を楽しんでいると紹介した。

 また記事は、中国政府も年金を給付していることから中国の高齢者たちは「憂いなし」の生活を過ごしていると主張。さらに日本と中国における高齢者の生活スタイルの違いは、日本には先進国ならではの経済面での圧力があることに起因していると主張し、日本の高齢者たちは日本社会の高い消費水準のなかで生活しているためどうしても働く必要があり、また独りで家にいるよりは寂しさを紛らわせることができるという利点もあるため、日本の高齢者にとってこうした忙しい生活は経済面と感情面の2つのニーズを満たせる一挙両得の生活スタイルであると論じた。

 人は働くことで社会との接点を持ち、そこから喜びや生きがいを感じる人も少なくない。仕事を辞めたことで社会から断絶されてしまい、肉体的・精神的に健康を害してしまったという事例は枚挙にいとまがない。この観点から見れば、日本の高齢者が元気なのは働き続ける人が多いからなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)