中国メディア・東方網は15日、日本の料理人はたった数尾のエビでシンプルな料理を作るだけでも長い時間をかけるとする記事を掲載した。

 記事は、日本の料理人が作るエビの昆布じめの調理過程について「数尾のエビを調理するのに1時間半あまりも時間をかけるのだ」と紹介。まず、生エビの頭を取ると同時に背ワタを除去して水できれいに洗い、それから鉄串を1尾ずつ打っていくとし、この時点で中国人であればすでにエビをゆで終わっていると伝えた。

 そして、串を打ったエビを沸騰したお湯で30秒ゆで、それを氷水の中に5分ほど入れて締め、取り出すと丁寧に尻尾を除去すると説明。そしてさらに殻を剥くと、きれいな布巾で表面の水分をふき取り、容器に敷いた昆布の上にエビを並べてまんべんなく塩を振り、そのうえにさらに昆布を乗せて20分ほど置き、取り出してから食べやすい大きさに切って器に盛り付けるとようやく完成だと紹介している。

 そのうえで「日本人というのは本当におもしろい。たった数尾のエビにこれだけ手間をかけるなんて、時間の無駄ではないのか。われわれだったら背ワタを取ってすぐに茹でて、醤油をつけたらもうおしまい。日本人が作り終わらないうちにとっくに、しかも一口で食べ終わってしまう」と評した。

 シンプルな料理ほど、案外見えない部分で手間暇がかかっているもの。それは、味を良くするだけではなく、見た目や食感もよりよいものにしようとする料理人の心意気によるものだ。そして、時間をかけて料理を拵えるということも、生活リズムが速い現代社会においてはとても贅沢なことなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)