中国メディア・東方網は14日、新型コロナウイルスが日本のスポーツ界に与える経済的な打撃が甚大になるとする記事を掲載した。

 記事は、新型ウイルスが日本のスポーツ界に与えるダメージは非常に大きいとし、サッカー、野球、バスケットボールの選手に感染者が相次いだのに続き、13日には大相撲力士が新型ウイルスによって死亡したと伝えた。そして、世界的にもNBAや欧州5大サッカーリーグの選手などに感染者が出ているものの、現役アスリートが死亡するケースは非常に少なく、大きな衝撃を与えたとした。

 そのうえで、関西大学の宮本勝浩名誉教授が新型ウイルスによる日本のスポーツ界への影響について、試合の中止、延期、無観客開催、さらには関連グッズの売り上げなどを加味すると、損失が約2747億円に上るとの試算を出したと紹介。中でも、日本で最も人気なプロスポーツであるプロ野球の損失は720億円、サッカーが390億円、大相撲が56億円、バスケットボールが40億円、ゴルフが36億円とされたことを伝えている。

 また、大きなリーグやクラブであれば何とか新型ウイルスの影響に持ちこたえられる一方で、規模の小さいリーグやクラブにとっては非常に憂慮すべき打撃がもたらされるとしたほか、台湾や韓国ですでに野球やサッカーのリーグが再開する一方で日本ではまだリーグ再開の希望につながる情報は少ないほか、再開に懸念を示す人が多く、すぐにでも各種リーグが再開させることは難しい状況だと説明した。

 記事は、日本のスポーツ界の状況は特別な例ではなく、世界の多くのリーグが同様の危機に直面していると伝える一方で「このような特殊な時期では仕方がない。何といっても今は健康こそが最も大事なのだから」との見解を示した。そして、感染ピークが過ぎ去った中国でもまだバスケットボールやサッカーのリーグが再開していないことに触れ、「なおも油断してはならないことの表すものだ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)