サッカーは世界中にプレーヤーがいるスポーツであり、世界で最も人気のあるスポーツといっても過言ではない。中国メディアの百家号は11日、日中韓3カ国のサッカーのレベルを比較し、「3カ国で中国だけが圧倒的に出遅れているのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 中国にも熱狂的なサッカーファンは大勢いて、海外の有名選手の活躍は中国国内でも大きな関心が集まるものだ。記事は、日本や韓国では海外のトップリーグで活躍できる選手が育っているのに、「中国ではなぜ日韓のように海外で活躍できる優秀な選手が育たないのか」と疑問を呈した。

 また、アジアの選手の体格は比較的小柄だが、日本や韓国の選手が海外で通用しているところを見ると、「同じアジア人である以上、中国からも優秀な人材が輩出されてもおかしくはない」と主張。それなのに、「中国だけがサッカーで圧倒的に出遅れているという事実は、体格や運動能力以外に理由があるということだ」と論じた。

 続けて、サッカーは世界的に競争の激しいスポーツであると指摘し、海外で活躍できるほどの選手を育てるには「秀でた才能をできるだけ早く開花させることが大切であり、幼少期からトレーニングを行うほうが有利だ」と指摘。そこに過保護で知られる中国の一般家庭の教育方針を照らし合わせると、「果たしてどれだけの親が子どもに辛いトレーニングを受けさせるだろうか」と問いかけ、もしトレーニングを受け入れる親がいたとしても「今度は祖父母が反対するに違いない」とした。

 また、中国の一般的な子どもはスポーツよりも「勉強」が最優先であり、一般家庭においては才能が開花するか分からないスポーツに取り組むのは無駄だという風潮がある。こうした背景があるゆえに、「中国サッカー協会が青少年の育成に力を注ぐといくら声をあげても、ユース育成には繋がってはいない」と強調、だからこそ中国サッカーは日韓に比べて大きく出遅れているのだと論じた。

 中国のサッカーファンたちは自国から優秀な選手が登場することを待ちわびているようだが、その期待を阻むのが中国の一般家庭の教育方針だとすれば、青少年の育成に向けた道のりは厳しいと言わざるを得ないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)