日本は戦後、廃墟のなかから立ち上がり急速な経済発展を遂げた。これは、同様に急速な経済発展を遂げた中国から興味を持たれているようだ。中国メディアの百家号はこのほど、「日本は人口が多く、土地も資源も少ないのに、なぜ戦後急速に台頭できたのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本がいかに資源の少ない国であるかを指摘。地下に埋蔵されている鉱物資源が少しあるだけで、資源の「少なさは半端ではない」ため、日本の物価は高いのだと指摘している。では、それなのになぜ「世界でもまれにみる裕福な国」になれたのだろうか。

 記事によると、むしろ資源に恵まれなかったので今の日本があるのではないかという。記事は、日本人には「長所を短所で補える賢さ」があると紹介。資源がなくても成長できる産業は多くあり、製造業は経済の柱となるほどで、他にもアニメ産業、教育、科学技術など強い分野は多岐に及ぶと指摘し、「だから高い生活水準を維持できている」のだと論じた。

 そんな日本人の「賢さ」は、敗戦国という弱みでさえも強みに変えてしまったという。戦後、米国は敗戦国である日本にどんどん工場を建てたが、日本はそこから先進的な技術を習得したのが良い例だと紹介。さらに優秀な人材が必要であることに気づいた日本人は、教育にも力を入れたと伝えた。
 
 実際、日本は教育の普及に力を入れた時期も早く、明治前から教育は重視されていた。寺子屋などはその良い例だろう。記事は、明治維新後は高等教育と教育の義務化の2つに力を入れたおかげで、日本人の識字率は40%から90%に跳ね上がったと称賛している。
 
 日本が敗戦国ながら、ここまで発展できたのは日本人の「欠点を長所で補う」賢さにあったと言えるだろう。そのおかげで、技術と教育の2つに力を入れることができたようだ。中国は人口の多さや土地の広さ、資源の豊かさを誇りにしているが、こうした「長所」におごらず日本から学べることは多くあるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)