中国メディア・東方網は13日、中国人が好んで食べるザリガニについて、魚介類をこよなく愛する日本人が好んで食さない理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、グルメ大国である中国には世界的に人気なおいしい食べ物が多い一方で、中国で絶大な人気を誇りながら外国人からは敬遠されるものも少なくないと紹介。その例として、中国で近年人気が高いザリガニが日本では食べる人がほとんどおらず、「ゲテモノ」扱いさえされるとし、ザリガニを愛食する中国人からは「日本人はその美味しさが全く分かっていない」との声が聞かれると伝えた。

 そのうえで、島国であり魚介類の資源が豊富な日本では、ザリガニのような生き物は決して魅力的な食材ではなく、「まずい」という印象さえ持たれると説明。体の大半が殻で身が少ないことも日本人から敬遠される理由の一つだとしている。

 一方、中国ではザリガニはスパイシーな味付けで調理され、夜の屋台には欠かせない料理の一つになっていると紹介。このため「中国ではザリガニをおいしく食べられる調理技術があるから多くの人に愛され、日本では優れたザリガニ調理法がないからゲテモノ扱いされるのだ」との考えを示した。

 日本でもかつてザリガニを食用として繁殖させる試みが行われ、米国からウチダザリガニやアメリカザリガニなどの外来種が国内に持ち込まれた。結局日本では現在に至るまで歩留まりの悪さ、食べる際の煩雑さ、泥臭いイメージから大衆的に食用されることはなかったが、日本から持ち込まれた中国では盛んに食用されるようになり、近年ではザリガニブームが起きている。中国のザリガニは、日本から入ってきたものだということは、ザリガニに目がない中国人の多くも知らないかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)