中国は改革開放の経済政策を始めてから目覚ましい発展を遂げ、2010年に国内総生産(GDP)で日本を追い抜き、世界第2位の経済体となった。18年のGDPを比較すると、中国は13兆ドルを超えていたのに対し、日本は約5兆ドルと、すでに2倍以上の差がついている。

 日本は1994年から5兆ドル前後をずっとキープしているのに対し、中国は右肩上がりでずっと増加を続けており、日本とは対照的に急速に発展してきたと言っていいだろう。

 しかし、中国メディアの今日頭条は12日、それでも中国は「アジア一」になることはできていないと指摘、その理由を分析する記事を掲載した。「日本との差はちょっとやそっとではない」という。

 GDPでは日本を追い越したはずの中国が、日本に大きく差をつけられているというのはどういうことだろうか。記事は、日本人と中国人の平均所得の差は圧倒的に大きいと指摘。一人当たりのGDPを見てみると、日本は約4万ドル、中国では約1万ドルと4倍差となっているが、中国のGDPは国の大きさや、人口の規模が寄与していることを強調した。

 それで記事は、やはり中国は今でも発展途上国であり、先進国との差は大きいと指摘。急速に経済発展してきたからといって、おごらず地に足を付けて一歩一歩前進していくべきだと注意を促している。中国がこのような謙虚さを見せるようになった暁には、本当に恐るべき存在になるのかもしれない。

 とはいえ、今年は新型コロナウイルスの影響で世界恐慌並みかそれ以上の不景気になると言われている。こういう時こそ「アジア一」の日本の実力が発揮されるのを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)