日本と中国は日本海を隔てて隣り合っている国ではあるものの、その文化や生活習慣には大きな違いがある。日本人にとってはごく当たり前のことでも、中国人にとっては「新鮮な驚き」に満ちているということも多々あるようだ。

 中国メディアの百家号はこのほど、日本で生活した経験を持つという中国人の手記を掲載し、中国人の目に映る日本での生活について紹介しつつ、「日本と中国のその差を埋める努力をする必要がある」と主張した。

 記事の中国人筆者は、日本企業で働いていた経験があり、日本での生活についてもある程度知っているようで、多くの中国人旅行者が日本で遭遇接触するであろう状況を紹介。そして、ホテルこそ日本と中国の違いが如実に現れる場所であることを強調し、たとえば各部屋には貴重品を保管するための「金庫」が必ず設置されていると指摘、「いちいちフロントに貴重品を預けに行く必要がない」のは便利だと主張した。

 また、客室には万が一停電が発生したときのために「常備灯」が設置されていることを紹介し、「日本人の危機管理に対する意識の高さは学ぶに値する」と論じた。さらに、客室に設置されている「電気ポット」に注目し、日本の電気ポットの電源プラグは磁石が設置されていて、仮にコンセントに足を引っ掛けてしまっても、電源プラグだけが外れて電気ポット自体は倒れない設計となっていると紹介。この設計によって、お湯が入っている可能性がある電気ポッドをより安全に使うことができると強調した。

 さらに、階段には必ず手すりが設置されているほか、階段の踊り場には場合によってはベンチが設置してあったりと、「ありとあらゆる場所に配慮が存在する」と強調。記事は、「成功を左右するのは、結局のところは細かいことの積み重ね」であるという中国の言葉を引用し、日本のあらゆる場所で見られる「細部まで考え抜かれた配慮」を見ると「さすが戦後の廃墟から立ち上がった国だと敬服する気持ちにさせられる」のだと主張した。

 中国では表面的にはしっかりしているように見えても、すぐに壊れてしまったり、使用者のことを考えていない設計となっていることは日常的に遭遇することだ。つまり「細部まで考え抜かれた配慮」がないということであり、中国が今後さらに発展、成熟していくためには第三者に対する「配慮」が求められるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)