日本のゲームはアニメや漫画などと並び、日本のソフトパワーとして海外で大きな影響力を持っている。日本には世界的に有名なゲーム会社が多く、長きにわたって世界の人々を夢中にさせてきたと言えるだろう。中国メディアの新浪網は9日、日本が世界を率いているゲーム分野に関して、「日本はいつまで世界一でいられるのか」と題する記事を掲載した。

 実際のところ、日本は最初からゲーム分野をリードしてきたわけではない。記事は、世界初の商業用テレビゲームは米国で生まれたと紹介。1972年に米・アタリが「シンプル過ぎる卓球のゲーム」を発売したのが最初で、1年で2500台販売するほどの一大ブームを引き起こしたものの、1980年代に入ると映画「E.T.」をもとに制作したテレビゲームに粗悪品が出回り、「アタリショック」と呼ばれる市場崩壊を引き起こして、米国の天下は終わったと紹介している。

 代わりに台頭してきたのは日本メーカーだ。任天堂はアタリを反面教師に「内容と質」を厳しくし、ファミリーコンピューターで世界のゲーム市場のトップリーダーとなったと分析。ファミコンは世界に広まり、1990年までに日本の家庭では35%、米国では30%も普及したほどで、いかに「日本の黄金期」となったかを強調している。

 日本企業の成功は、安定した高い質のゲームを提供し、新技術を積極的に導入してきたことにあると言えるだろう。記事は、日本は「計算機技術に改革を起こした」と称賛。3D技術を使ってスポーツ競技を体感できるゲームも開発したと紹介。しかし、最近ではスマートフォンの登場でモバイルゲーム市場の比重が大きくなっており、「家庭用ゲーム機の黄金期が過ぎるのは避けられない」と日本ゲームメーカーの厳しさを伝えている。

 とはいえ、最近では「ニンテンドースイッチ」と「あつまれ どうぶつの森」が世界的に大人気となっており、スマートフォン以外のゲーム機やソフトでも日本メーカーは今でも健闘していると言えるだろう。日本のゲームメーカーは、中国人が「匠の精神」と称賛する質へのこだわりと、独創的な発想で改革を続け、これからも世界をけん引していくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)