中国では人気のある自動車ブランドは地域によって大きく違っていて、政治の中心である北京市ではドイツ車の人気が高く、日系車は実用性を重んじる消費者が多いと言われる南部で圧倒的な人気を獲得している。

 また日系車が圧倒的に人気なのは香港も同様だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「なぜ香港の街中で見かける車は日系車ばかりなのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「香港には日系車以外の車はタダでも要らない」と考えている消費者すら存在すると伝えた。

 記事は、「香港を訪れたことのある中国人ならば、香港の路上で見かける車は、中国本土で見かける車と大きく違っていることに気づいたはずだ」と指摘し、中国本土で大きなシェアを獲得しているドイツ車は香港ではあまり見かけないと強調。日系車は中国本土で広く普及しているが、香港は「日系車ばかり」なのだと紹介した。

 続けて、香港が日系車ばかりである要因として、「香港は日本と同じ右ハンドルが採用されていて、日系車は日本国内の仕様のまま香港で販売できるため、左ハンドルが基本のドイツ車に対して有利だった」と主張した。

 また、香港はガソリン価格が高く、自動車が故障した際の修理費も安くないため、燃費性能の高さや故障しにくい信頼性の高さが「競争力につながる環境」にあることも日系車の普及につながったと主張。つまり、日系車は維持費が安く済む強みがあると指摘し、「一部の香港人が日系車以外はタダでも要らないと言うのも納得できる」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)