中国メディア・海外網は8日、日本政府が全世帯への支給を約束し、海外でも大きく取り上げられた「アベノマスク」の大半が国民の手元にいまだに届いていないことを報じた。

 記事は、日本政府が先月初めに各世帯に2枚の布マスクを配布することを約束したにもかかわらず、すでに1カ月が経過した今なお東京以外の46都道府県では「配送準備中」の状態が続いていると紹介。この1カ月間で新型コロナウイルスの感染者数は2000人あまりから1万5000人あまりへと急増したものの、この間に多くの国民が「アベノマスク」を手に入れられなかったと伝えた。

 そして、全世帯への配布に時間がかかっている背景として、妊婦など緊急性の高い人びとへの配布を優先したこと、配送段階になってカビの発生や頭髪などの異物混入が見つかったため、配布予定だったマスクを回収する事態に陥ったことを挙げている。

 もともと2枚の布マスクを全世帯が受け取ることの意義について議論があった「アベノマスク」。記事は、種々の理由により遅配状態となっていることで日本のネットユーザーからは「必要な時期に間に合わないのではないか」との声も出ていると紹介した。

 中国からは次々と支援のマスクが届けられ、多くの市民が手製の布マスクを着用し始め、商店ではわずかながらもマスク販売再開の兆しが見え始めているなか、一日も早い「アベノマスク」の到着が待たれるところだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)