日本は資本主義であり、中国は社会主義国であるのは周知の事実だが、日本と中国を比べると日本の方がずっと富の分配は公平と言えるだろう。中国メディアの百家号はこのほど、日本の貧富の格差が小さいことを紹介し、その要因を考察する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の富の分配の公平性は「アジアのトップ」だと紹介。ジニ係数は社会における所得の不平等さを測る指標で、日本は先進国の中ではジニ係数が比較的高い方だが、アジアの中では最も小さく、中国と比べればその差は歴然としている。

 では、なぜ日本は貧富の差が比較的小さいのだろうか。記事は、「教育」、「農業」、「福祉」の3つの面が関係していると分析。教育について記事は、日本は「教育強国」だと紹介した。なぜなら「どこに住んでいても平等な教育が受けられる」からだという。

 中国では都市部と農村部との教育の格差は大きく、優秀な教師は都市部の学校に集まっている。しかし、日本の公立学校では地域によって教師の質が異なるという不公平が出ないようになっている。記事は、「中国では農村部の子どもは高い教育が受けられず、そのため優秀な大学に進学することも良い仕事に就くことも難しい」と指摘し、日本の教育がいかに公平かを強調した。

 また、日本は「農業」においても公平だという。「貧しいのは農村と決まっている」中国とは違い、日本では政府が農業に力を入れていて各種補助金を出してくれるため、土地が少ないのに自給率は高いと指摘。そのうえ健康保険は「国民皆保険」制度であるため、日本の「福祉制度」も優秀で、低所得者でも高額医療が受けられると紹介。大病を患うと財産を使い果たし、一家が傾く中国とは違うと比較した。

 日本も改善の余地はあるものの、中国と比べればかなり公平な社会になっていると言えるだろう。そもそも中国のような社会主義国のジニ係数が高いというのは矛盾した話である。中国でもコロナ問題で貧困に陥る世帯も多数出ることが予想され、早急な対策が必要なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)