大気汚染の主な原因が自動車の排気ガスにあると考えている中国では「環境汚染車両を淘汰する」として、自動車の排ガス規制を段階的に行ってきた。そして、2020年末までには「国3」と呼ばれる基準を満たしていない、過去に製造されたディーゼルトラックが大量に廃棄されることになりそうだ。

 中国メディアの今日頭条は27日、そんな「間もなく淘汰される」ある日本製トラックについて、廃棄するのが惜しまれるほど性能が良すぎると称賛する記事を掲載した。

 このトラックは、走行距離が70万キロ近くになるという日野自動車製だ。日本車の耐久性の良さは中国でもよく知られているが、記事は、このトラックは8年前に購入したが「通常のメンテナンスだけで修理の必要が全くなく、新車同様だ」と称賛している。

 このトラックの運転手は、トラック運転歴30年で、いろいろなトラックを運転してきたが、日野のトラックが入ったと聞いてすぐに買いに行き「試乗もせずに買った」と紹介している。それだけ評判が良かったということなのだろう。記事は、目の利く運転手なら欧州か日野のトラックを選ぶものだと伝えている。

 では、中国製のトラックとはどこが違うのだろう。記事は、「一番の魅力はエンジン」だと紹介。当時中国のトラックでこれだけの信頼性と馬力はなかったそうだ。特にコモンレール・システムが気に入ったそうで、国産車よりも燃費が良く、排気ガスが黒くなく、環境にやさしく「当時の最先端を行っていた」と絶賛。乗り心地も良く、今の高級車でも負けないくらい上質の乗り心地だと紹介した。

 さらに耐久性が高いと記事は紹介。中国製のトラックの場合、2年で故障のピークを迎え、修理にばかり出していると仕事にならず、費用もかかるので割に合わず、8年間で3台は買い替えるものだという。それで、「8年乗ってもびくともしない」というのはあり得ないことだと日野のトラックを称賛している。この運転手によると「まだ10年は乗れる」ほど調子が良いそうだ。

 そのため、排ガス規制ゆえに「淘汰」されるのを運転手も非常に残念に思っているという。しかし、この運転手は、「次も日野のトラックを買う」とすっかり日野のファンになっている様子だ。中国では、トラック市場でも日系の評判は上々のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)