中国の人口は9割以上が漢民族で構成されているが、漢民族以外に55もの少数民族がいるとされている。そのなかには、ロシア系のオロス族や朝鮮・韓国系の朝鮮族、モンゴル系のモンゴル族などがあるが、日本系の少数民族は中国にはいない。中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国の少数民族にはなぜ大和民族がいないのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、古代日本は中国に使者を派遣するなどして、中国の進んだ事物を学ばせていたと紹介。中国にやってきた日本人のなかには中国に残留する人もいたという。しかし、これらの残留組はその後、漢族と同化してしまったとしている。後に、大量の日本人が中国へやって来たのは近代になってからだと指摘しているが、これは満州開拓団のことを指しており、最終的に約32万人の日本人が現在の中国東北部に移住して来たと伝えている。

 しかし、終戦後はそのほとんどが日本へ戻り、一部の女性や子どもが残っただけだと記事は紹介。今では「中国残留婦人」や「中国残留孤児」と呼ばれる彼らは、その後日本へ帰国するか、中国に留まることを選んで中国籍を取った人もいると記事は伝えた。

 そして、新中国による民族識別工作の際、中国に残留した日本人は約4000人に過ぎず、その多くが中国の生活に溶け込み、もはや日本人としての習慣を失っていたと記事は紹介。

 1つの民族として識別することができなかったので、新中国には大和民族が含まれてないのだと論じた。そのため、中国には日本人の子孫もいるにはいるが、すでに中国人と同化してアイデンティティは失われており、戸籍も漢民族になっているのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)