中国で発生した新型コロナウイルスの感染が世界的に増加し、各国に大きな衝撃を与えている。中でもイタリアの感染者数は中国の感染者数を超え、人々の生活にも大きな打撃を与えている。

 現在、隔離生活を余儀なくされているイタリアのヴェローナ市に対し、友好都市である中国浙江省杭州市が特別な形でエールを送っていると中国メディア網易は伝えている。

 杭州市を走る路線バスの車体をイタリアの国旗に見立て赤白緑でペイントし、新型コロナウイルスと戦っているイタリアへエールを送っている。また車体の内側、外側に「イタリア、がんばれ」の文字が中国語とイタリア語で書かれていたり、中国とイタリアの文明交流の象徴となっている歌劇「トゥーランドット」のアリアの歌詞にある「夜明けと共に私は勝つ!」というフレーズを参照し、両都市が一丸となってコロナウイルスに立ち向かっていることを伝えている。

 さらに、杭州市はすでにヴェローナ市へ4000枚のマスクを寄与し、これからもイタリアを応援していくという意思も表明している。それを受けてヴェローナ都市文化観光局はコロナウイルスが収束次第、まずは地域の景気回復に向けて取り組み、さらに友好関係を深めていきたいと意思表示している。イタリアの多くのメディアも今回の応援を大きく報道しており、関心の高さのほどが良くわかる。

 また、イタリア人たちもネットで中国へ感謝を表したり、人種偏見を考え直す必要があるというコメントもあった。一方、中国人たちも友好関係が永遠に続くことを願っているとコメントしている。

 現在世界各国で広がるコロナウイルス禍が人々を結び付け、互いに応援の声を上げ始めている。この難局に立ち向かうのはそれぞれの国が力を合わせ、一丸となって立ち向かう以外に方法ないのだろう。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)