新型コロナウイルスによる外出自粛が続き、家の中で過ごす時間が多くなっている今、ビデオゲームに興じる機会が増えている人も少なくないはず。やることがないからと言ってダラダラとゲームをし続けては生活習慣や身体に影響を及ぼすリスクもあるが、ゲームを続けていることで逆に自身の「異変」に気づきピンチを免れるケースもあるようだ。

 中国メディア・東方網は28日、ゲームのプレイ技術低下に気づいたことで脳梗塞の早期発見につながったという話題が日本のネット上で注目されていると報じた。

 記事は、ゲーム実況をしている日本のあるネットユーザーが先日ツイッター上で、父親が脳梗塞で入院したことを報告したと紹介。その際、倒れて緊急搬送されたのではなく、毎日プレイしていたパズルゲーム「ぷよぷよ」の操作がうまくいかなかったことで父親自身が異変に気づき、病院で検査を受けたところ初期の脳梗塞が見つかったという経緯を明かしたことを伝えた。

 そのうえで、重大な後遺症が生じる脳梗塞は早期発見により後遺症が軽く済むことがあると説明するとともに、「眩暈、しびれ、頭痛といった症状を伴う。この父親が感じた『ゲーム操作がうまくいかない』というのも、脳梗塞の表れと言えるだろう」としている。

 そして、日常的にゲームをしていた人が、ある日異変に気付くことで初期の脳梗塞が見つかるといった事例は他にもあるとし、2017年にも日本で「友人が『音ゲー』で遊んでいたが、これまでノーミスでできた曲が突然できなくなってしまい、おかしいと思ってすぐさま病院で検査を受けたら脳梗塞が見つかった」という事例がネット上で報告されたと紹介した。

 さらに、歌手・加山雄三さんにも似たような経験があるとし、ゲーマーを自称する本人が昨年ゲームを通じて自身の反射能力が落ちたと認識し、運転免許を返納した事例にも言及。その半年後には体調の異変に自ら気づき、検査を受けて軽い脳梗塞が見つかったと伝えている。

 記事は、一見単純そうなビデオゲームであっても、実は手や目など体の各部位の協調性が重要であることから、単純なパズルゲームなどを長期にわたってプレイすることは、高齢者にとって必ずしも悪いことではないとの認識を示した。そして、「さらに重要なのは異変に気づいたらすぐ病院に行くなど、本人の危機意識を高めることだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)