アジア四小龍の1つである韓国の国内総生産(GDP)は2018年時点で世界10位の規模となっている。GDPで日本を追い越し世界第2位の経済大国となった中国では、何かにつけて日本を意識しているようだが、韓国の製造業の実力も非常に高いものがある。

 中国メディアの今日頭条は26日、「これまで中国は韓国を甘く見ていた」のではないかと指摘し、韓国の製造業の実力について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、韓国は「人口がわずか5000万人あまりであることを考えると、アジア第4位の経済体という韓国の地位はなかなかのものだ」と高く評価。特に、韓国は製造業では「強国」だとしている。「製造業の付加価値」ランキングでも上位に入っており、2012年の統計では、日本、ドイツに次ぐ3位となっている。

 そのうえで、韓国が得意な製造業の分野について記事は紹介。その1つが「自動車」分野で、世界で活躍する企業が5つもあり、輸出も非常に多いと指摘した。また、「造船」分野は間違いなく世界一で、特にLNG船の分野では韓国が圧倒的なシェアを占めていると伝えた。さらに「半導体」でも韓国の強さは圧倒的で、「韓国は名実ともに製造強国」だとしている。

 韓国の製造業に関しては、中国では一定の評価を得ているようだ。記事に対して、「韓国は世界の歴史のなかでも最も早く成長した国の1つ」、「韓国を見くびったことはない」などのコメントがあった。しかし、「今回の新型コロナウイルスで、日本、中国、米国からの物流が止まり、工業が止まってしまったのでは」との指摘もあった。韓国はサプライチェーンの寸断による打撃をもろに受けていると言えるかもしれない。新型コロナウイルスの問題は世界中の経済に大きな傷をもたらしているが、韓国の受けた傷はより大きく、回復には時間がかかる可能性は否定できない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)