中国で新型コロナウイルスの感染が拡大していた際、湖北省武漢市はロックダウンされ、徹底した外出制限が行われたのは広く知られているが、武漢市以外の都市においても様々な感染拡大防止策が講じられていた。

 たとえば都市と都市をつなぐ高速道路を封鎖することにより感染者の移動を制限する、ほぼすべてのマンションの守衛が居住者以外の人間の立ち入りを禁止する、飲食店の営業禁止や店内での飲食の禁止、公園の封鎖、高速鉄道で移動した人に対しては街の市民委員会が電話を通して体調に異変がないかを何度も確認する、といった対策が含まれる。

 また数百万人の人口に対して感染者が30人程度、あるいは感染による死亡者もいないという地域においても、ほとんどの住民が政府に指示されたからというより「むしろ感染を恐れ、自発的に外出を控えた」ため、普段は人で混雑する商業地区もひっそりと静まり返った都市が多かった。

 中国メディアの今日頭条は21日、日本では政府による緊急事態宣言が出され、外出を自粛するよう要請されているにもかかわらず、「真剣に受け止めていない日本人」が多く見られると伝え、「日本人が高い自律性を持っているという話は嘘なのではないか」と論じる記事を掲載した。

 記事は、緊急事態宣言が出されたという状況下でも「東京都内の一部の公園では人出が逆に増加」したり、「神奈川県内の観光地では激しい交通渋滞」が発生したという事例があることを紹介。

 日本人はこれまで東日本大震災などの際に高い自律性のもと、民度ある行動を取って世界中から称賛を集めたが、新型コロナウイルスの感染が拡大し、政府が外出自粛を呼びかけているのに「一部の日本人が不要不急の外出を控えていない」ことについて、記事は「日本人の民度は高い、あるいは日本人は自らを律した行動を取れる」という評価は「嘘なのではないか」と疑問を投げかけている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)