中国では経済成長を背景にゲーム市場の拡大が続いている。世界最多の人口を抱えるだけあって、ゲーム市場における中国の影響力は非常に大きい。日本のゲームメーカーにとっても中国は重要なマーケットだが、中国メディアの今日頭条は19日、中国のゲームユーザーから「日本のゲームは価格が高すぎる」という不満の声があがっていることを伝える記事を掲載した。

 中国のゲーム人口は6億人をゆうに超えると言われるが、記事は「中国のゲームユーザーたちの不満の種は、日本のメーカーが作るゲームの高すぎる価格だ」と強調。中国人消費者は日本メーカーの「カモにされている」のか、それとも別の理由があるのかと疑問を投げかけつつ、独自の分析を展開した。

 まず、日本メーカーはゲームの黎明期からクオリティの高い作品を生み出し、市場を作り出してきた立場であるため、熱烈なファンが国内外にたくさんいると強調し、「ファンたちはいくら高くても、日本メーカーのゲームは買い求める価値があると評価している」と指摘した。

 さらに、世界のゲームファンが認めるように、日本のゲームのクオリティーは非常に高いが、「品質を保ちつつ、利益を生み出し、そして新たな作品を生み出す」にあたっては価格を下げるのは容易ではないと指摘し、継続した事業を展開することを念頭に置いているがゆえに「日本のゲームは安くないのだ」と論じた。

 中国ではゲームに対して様々な規制が存在するが、実際にはネット上であらゆるゲームを購入できると言っても過言ではない。カプコンが4月3日に発売した「バイオハザード RE:3」は中国でも大きな注目を集めたが、このタイトルによって改めて中国メーカーが作るゲームとの質の違いを実感した中国人ゲーマーは多いという。ゆえに、「中国人ゲーマーは日本メーカーにカモにされているのではなく、中国の粗雑なタイトルに失望し、自ら日本のゲームを選んでいるのだ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)