少子高齢化が進み労働力も不足するなかで、日本政府は希望者が70歳まで働き続けられるための改正案を閣議決定した。これは、定年が早く高齢者が働く習慣のない中国では理解できないことらしい。中国メディアの今日頭条はこのほど、「長寿は実際のところ、良し悪しだ」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人の平均寿命は長いことで知られているが、長寿の国は「本当に幸せなのか」と疑問を呈している。記事の中国人筆者の主張によると、長生きすると本人の「お金が無くなり」働き続けないといけない辛さがあるという。

 さらに、増加する高齢者の年金や医療保険、施設を維持するために「若者の負担が増える」ので、高齢者と若い世代双方に大きな負担を与えていると主張。そして日本人の若者はこうした負担のもとでますます「恋愛、結婚、育児、仕事」への関心を失っており、少子化はさらに進むだろうと分析した。

 では、少子高齢化で長寿の国・日本はどうしたら良いのだろうか。記事は「教育」、「経験」、「保険」の3点がクッションになると分析している。高齢になっても働き続けるためには、時代に置いて行かれないようにスキルを身に着け、一生学び続け、長生きしたときのために多めに保険に入っておくことをすすめた。

 一人っ子政策を長年続けてきた中国でも少子高齢化が進んでおり、今の日本は将来の中国の姿ともいえる。記事の筆者は、長寿も良いことばかりではないと感じているようだが、中国人の想像する日本の高齢者像と実際の日本の高齢者の生活は違うのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)