日本は留学生の受け入れ人数の多い国だが、海外に留学しようとする日本人は相対的に少ないようだ。海外へ留学する日本人学生は、2008年を境に減少が続いてきたという。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の若者が留学したがらない理由について分析する記事を掲載した。

 記事によると、日本の若者は「今の生活に満足している」のだという。記事の中国人筆者は、義務教育を中国で終えてから来日したそうだが、日本は居心地がよく、中国と違って「箔をつける」ために海外に行く必要性も、移民資格を目的に留学する必要もないと分析。そのため日本人は留学するとしても短期で帰ってくる人が多いという。目的は「外国の技術と文化を学ぶ」ことなので、目的が達成されれば満足して帰国するという点では遣唐使と同じだとしている。

 では日本には、留学に魅力を感じないほどのどんな居心地の良さがあるのだろうか。記事は、ルールをよく守る習慣があるので秩序正しく、街が清潔であること、全体的なマナーが良いこと、静かな生活を送れることなどを理由として挙げた。

 筆者自身も、日本の生活に慣れてしまってから帰国した際、「中国の鳴りやまないクラクションに激怒した」そうだ。中国では特に田舎道になると、クラクションが車の中で最初に壊れるパーツではないかと思うほどすぐにクラクションを鳴らすので非常にうるさい。そのためか、「日本の生活は心が仏のように落ち着くので、いつも心穏やかでいられる」と紹介している。

 記事に対して、「気持ちは分かる」というコメントが多く寄せられた。「日本の科学技術は進んでいるのだから、欧米に行く必要がない」という人や、「日本は本当に自信があるということだ」と感心する人、さらには皆がルールを守るのは良いことだと称賛する人もいた。

 また、「中国ではルールはまじめな人のためのもの」と指摘する人もいたが、中国ではルールを守る人はバカ正直だと見下される傾向にあり、まじめな人が生きづらい世の中になっている。若者が留学したがらないほど居心地が良いというのは、やはりそれだけ日本が住みやすい国だということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)