中国メディア・人民網は13日、かねてから多くの人がマスクを着用する習慣があり、さらに新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってマスク着用が常態化しつつある日本において、マスクを装着したままでも可能な顔認証システム技術の開発が進んでいると報じた。

 記事は、新型ウイルスの感染の更なる拡大をより効果的に防ぐために、日本の多くの企業がマスクを装着したまま通ることのできる顔認証システムの開発に乗り出しているとし、NECが人工知能(AI)によって認証精度を高め、目などの一部器官のみで認証が完了するシステムを作ったと伝えた。

 そして、この技術によって、検査を受ける人はマスクを外す必要がなくなり、手で口の周辺を触らずに済むため感染リスクが下がると説明。早ければ半年以内に使用が開始される見込みだとしている。

 また、別の企業はサーモグラフィ技術による体温測定と顔認証を同時に実施可能なシステムをすでに開発したとも紹介。システムに予め画像をインプットしておくことでAIが顔認証を進めると同時に体温を測定し、顔認証が通ったとしても体温が正常範囲外であればアラームが鳴って中に入れない仕組みになっており、こちらは4月中に実際に使用開始される予定だと伝えた。

 世界でも先進的な顔認証技術と、「マスク文化」を持つ日本の得意とする分野と言えそうだが、中国ではすでにマスクを装着したままの顔認証と体温測定を組み合わせたゲートシステムが一部で導入されているほか、接触感染を防ぐために、ホログラムをタッチするで行き先階を選べるエレベーターシステムも実用化されている。その精度については何とも言えないが、新技術を開発するスピード感という点ではもはや中国の方が先を行っているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)