中国では飲食店でも家庭でも愛用されている「うま味調味料」。スーパーで販売されているうま味調味料を見ると、大袋で販売されていることが多く、その量を見る限り中国ではそれだけ多く使用されているのだろう。

 中国メディアの今日頭条は11日、「中国の家庭になくてはならないもの」となったうま味調味料について、実は日本人が100年前に発明したものだと紹介する記事を掲載した。

 中国では日本よりもずっと広く大量に使用されているうま味調味料だが、発明者が実は中国人ではなく日本人だったというのは中国人にとって意外な事実のようだ。発明者は科学者の池田菊苗氏で、約100年前に昆布だしからグルタミン酸を発見。グルタミン酸を原料としたうま味調味料が生まれ、「これを入れれば何でもおいしくなる」と広まったが、中国では日本以上に受け入れられたと言えるだろう。

 筆者は、このうま味調味料について「これで無数の調理師や主婦が救われた」と功労をたたえている。「豆腐でも野菜でも、うま味調味料と塩と油さえあれば、何でもおいしく作れる」と、その便利さを伝えている。

 これは「うま味」として、それまでに知られていた酸味(さんみ)・甘味(かんみ)・塩味(えんみ)・苦味(にがみ)とともに、5つ目の基本味として世界に周知された。中国ではうま味調味料はレストランはもちろん、一般家庭でも大量に使用する傾向があるが、池田氏が見つけたうま味は間違いなく中国人の食卓を支えていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)