中国では日本の科学技術力が高く評価されているものの、同時に警戒感も与えているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「闇に包まれた日本の核の実力」と題する記事を掲載した。記事は「日本は7日間で核兵器を作れる」という噂があることについて、「大げさだ」としながらも、日本の科学技術は相当なものだと警戒感を示している。

 記事は、日本には「野望も材料も技術力もある」と主張。早くも戦時中に、日本は米国やドイツと同様に核兵器の研究をしていたことがあり、戦後は原子力発電という「平和的な名目で」核材料を大量に備蓄し始めたと伝えた。核兵器に必要なウランやプルトニウムは日本では不足しているため、ウランは各国から輸入して大量の備蓄があり、プルトニウムは使用済み核燃料から取り出すことができると指摘した。

 では技術面ではどうだろうか。記事は、日本の核技術は「世界をリードするレベル」だと分析。特に、使用済み核燃料から核材料を取り出し、融合、濃縮、増殖させるなどの技術は一流だという。青森県六ヶ所村には遠心分離機などの設備があり、日本には海水からリチウムを回収する技術もあると伝えた。

 とはいえ、日本が「核実験」をしていないことから、この不安は杞憂だという考えもあるそうだ。しかし記事は、核開発には実験が欠かせないはずだが、日本には優秀なスパコンがありシミュレーションすることで実際に実験しなくても開発できると論じた。また、核弾頭を飛ばすロケットも必要になるが、日本に存在する宇宙ロケットをミサイルに転用すれば、1万キロ以上の射程距離があるため、十分に飛ばすことができるとし、日本は「核大国の入り口に立っている」と危機感を示した。

 これに対して、日本には「核兵器を作れるだけの技術はある」、「米国さえ及ばないほど武器では最強国だ」などのコメントが多く寄せられた。また、「公にしていないだけで日本には核兵器がある」、「もしかするとすでに作ってあるのでは」など、すでに保有していると考えている人も少なくなかった。こうしたコメントを見ると、中国では日本の技術力が高く見積もられており、軍事面への転用がかなり警戒されていることが伺える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)