2020年3月時点でのFIBA(国際バスケットボール連盟)ランキングによれば、中国は28位、日本は40位となっており、卓球男子世界ランキングにおいてもトップ10に中国選手が5人もランクインし、1位から4位を中国人選手が独占している。

 卓球やバスケットボールの世界ランキングから、中国のスポーツ選手が技術などで日本のスポーツ選手より勝っている点があることが分かるが、では「サッカー」についてはどう言えるだろうか。

 中国メディアの百度はこのほど、日本と中国のサッカーに大きな差を生じさせている原因は3つあると主張する記事を掲載し、「卓球やバスケットを見ればわかるとおり、身体能力の点で中国人は日本人に決して負けてはいないのに、それでもなぜサッカーとなると日本に全く敵わないのか」と問いかけた。

 記事は、この3つの原因とは「サッカー人口」、「サッカー人気と青少年育成」、そして「プレースタイルの成熟度」にあるとし、たとえばサッカー人口について、サッカー協会に登録している中国人の成人は28万人であるのに対して日本は110万人に達すると紹介。さらに青少年となると中国はわずか7000人であるのに対して、日本はその約70倍の50万人にも達すると紹介した。

 日本に比べ、中国では子ども時代にサッカーボールを蹴って楽しむ人が圧倒的に少ないことが分かるが、2017年に中国でプレーした元アルゼンチン代表のFWカルロス・テベスは、欧州や南米では、選手たちは子どもの頃からサッカーを楽しんでいるのに中国はそうではないと指摘し、それゆえ優れた技術を持つ中国人選手が生まれにくいと指摘したことがある。

 また元中国代表監督のマルチェロ・リッピ氏も、欧州では子どもたちが「夢中になって」ボールを蹴る環境と文化があるが中国の子どもたちにはこうしたサッカー環境と文化がなく、従って能力の高い選手が育ちにくいと論じたことがある。記事はサッカー場の1人当たり平均面積は中国が1.5平方メートルであるのに対して日本はその12倍の18平方メートルであると紹介し、こうした環境や文化の違いが日本と中国のサッカーの実力に大きな差を生じさせる原因の1つであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)