中国メディア・東方網は4日、「日本人はどうしてフォルクスワーゲンが好きではないのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本人は確かに、操縦性能に優れるフォルクスワーゲン車にあまり興味を示さない。価格的には決して高いわけではないが、日本の消費者の信頼を完全には勝ち取れていないのである」としたうえで、日本の自動車消費環境は閉塞的であり、海外からこの市場に入り込んでシェアを拡大するのは「想像よりも難しいのだ」と伝えた。

 そして、年間約500万台である日本の新車販売台数のほとんどはトヨタ、日産、ホンダ、スズキといった大手ブランドを主とする日本ブランドで占められていると説明。その背景には、各ブランドの持つ優位性が大きく、消費者からの信頼が非常に大きいこと、そして日本のブランドであることから日本人にマッチした製品を理解し、提供することができるとしている。

 一方で、フォルクスワーゲンをはじめとする欧米諸国の製品は当然ながら欧米の消費文化に最もマッチしているものの、日本にやってくると適応が難しいと指摘。日本人は安定していて経済的で、実用的な自動車を好む傾向にあり、操縦性の高さよりも燃費の良さを重要視しているのだと説明した。

 中国ではフォルクスワーゲンの自動車は、トヨタなど日系車と肩を並べるほど人気が高い。その背景には自国ブランドの成長が遅れたこと、道路が欧米同様に広く長いことがあるようだ。日本の環境はかなり特殊と言えるが、気候風土が異なれば、売れる自動車のタイプも変わるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)