新型コロナウイルスの流行で、各国の医療事情の違いが明らかになってきているが、日本と中国の医療にもかなりの違いがあるという。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人から見た日本の病院に関する記事を掲載した。日本で働いている中国人筆者が、中国から来たばかりの同僚に付き添い、通訳も兼ねて日本の病院に行ったそうで、中国の病院との違いを紹介している。

 記事はまず、日本では「病院選びからして違う」と紹介。中国では症状の別を問わず「とりあえず大きな病院に行く」そうだ。大きな病院ほど優秀な医者がいるからだが、日本では「まずは個人病院に行き、必要に応じて紹介状を書いてもらう」システムだと紹介した。個人病院で治れば、それに越したことはないと説明しているが、この考え方の違いはまさに新型コロナウイルスの対応で明らかになったのではないだろうか。中国では、高熱などの症状があればすぐに大きな病院に行くように指示されていた。

 さらに、中国の病院と違っているのは、病院選びに際して「医師の嘘偽りない経歴を知ることができる」ことだ。学歴社会のためか、記事の筆者は高学歴・高水準の医師を探したといい、こうした情報が嘘かどうか心配する必要がないと、信用性の高い日本社会を称賛している。それだけ中国には「偽りの経歴」が多いということだろう。

 他にも、人が多くても病院内は「静か」で、「待ち時間」が少なく、看護婦の「態度」が良くて超音波検査技師の「優秀さ」に安心し、保険が効くので「費用」も安く、薬剤師がとても「細かく説明してくれた」と、全体的に安心感のある検査だったと伝えている。

 記事に対して、「娘が日本で病院にかかったことがあるが、中国と違ってとても安かった」、「20年間悩んでいたリウマチが、日本の病院では1年でずいぶん良くなった」など、実際の体験から日本の医療の良さに同意する意見が寄せられていた。

 また、中国の医療と比べて「中国では1時間並んで、診てもらえるのは5分」という愚痴も見られた。記事の中国人筆者も指摘しているが、中国は大きな病院に人が集まりすぎるので、1時間の待ち時間など短いほうではないだろうか。医療水準が高く、待ち時間も少なく、静かで親切な日本の病院は、総合的にかなり評価が高いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)