日本には細部にまで親切な設計が見られると称賛されることが多く、外国からの旅行者にも優しい国だというが、それは「障がい者」に対しても同じようだ。中国メディアの今日頭条は26日、日本では目の不自由な人も健常者とほとんど変わらない生活が送れると紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国では視覚障がい者が1人で外出するのは極めて困難だと紹介。その理由の1つとして、中国の視覚障がい者誘導用ブロック(点字ブロック)は、設置しただけで満足しており、利用者のことを考えていないと指摘している。記事が紹介した写真を見ると、迷路のように折れ曲がっていたり、点字ブロックの先に障害物があったり、さらにひどいものは蓋のないマンホールにつながっているなど、むしろ設置していないほうが安全なほどだ。

 さらには国民の意識も低いため、飲食店が点字ブロック上にテーブルを出して営業していたり、点字ブロック上に駐車していたりと「これでどうやって視覚障がい者が道を歩けるというのか」と苦言を呈している。

 記事は、それと比べると日本には「視覚障がい者をサポートする設備と高い民度」があり、視覚障がい者が1人で自由に出かけられる国だと感心。記事は例として、点字ブロックに加えて、駅や電車内でどこでも目に付く「点字や音声ガイド」、歩行者用信号機の親切さを紹介。「音響用押しボタン」は、進行方向が青になると「ピヨピヨ」または「カッコー」といった音が鳴る機能が付いていて、南北と東西では違った音や曲が使われていると紹介。さらに、視覚障がい者や体の不自由な利用者のために、信号の青時間の延長を行える「青延長用押ボタン付き信号機」という親切な設備もあると伝えた。
 
 また、シャンプーやリンスを見分ける突起、缶のアルコール飲料、紙パック牛乳などのユニバーサルデザインもあると紹介、日本には視覚障がい者に対する「無限の優しさ」があると称賛した。

 確かに、中国では視覚障がい者が1人で外出しているところを見かけることはほとんどなく、それだけ日本は視覚障がい者に優しい国と言えるだろう。中国でも民度の向上が叫ばれているが、こうした社会的弱者に対する気配りや優しさという点で、ぜひとも日本から学んでもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)