経済発展が著しく、先進国と大差ない生活ができるようになった中国だが、それは都市部に限られていると言えるだろう。中国では農村と都市部との差が非常に大きいためで、これは日本とは大きく異なっているところだ。中国メディアの今日頭条は30日、日本の農村部について紹介する記事を掲載した。わずか3泊しただけで、それまで抱いていた「田舎は最も貧しくて、最も立ち遅れた場所」という常識が覆されたそうだ。

 記事によると、日本の田舎も一見すると立ち遅れているように見えるという。高層ビルはなく、木造住宅が多いからだと言うが、中国人は都市の発展度を高層ビルや高層マンションの数で判断する傾向にあるようだ。しかし記事は、日本の農村部は「家の中に入ると先進的な設備が整っていて、驚くほど現代的だ」と驚きをもって伝えている。

 このほか、通信や交通などのインフラも整っている点が、とても農村だとは思えないとしている。記事によると、中国の農村部で一番遅れているインフラは交通だそうで、「ちょっと田舎になると今でも道路らしい道路がないほど」だという。実際、日本でも農村部は公共交通機関においては交通の便が悪くとも、道路はしっかりと舗装されていて、自動車も普及しているので中国の田舎のような不便さはないと言えるだろう。

 また、田舎であっても病院、学校、ガソリンスタンド、スーパーなどが揃っていて、きれいに整備された公園まであって、しかも仕事まで見つけられると記事は紹介。「都会と全く変わりない生活が送れる」と絶賛し、農業が機械化されていることにも驚いている。

 日本では多くの人が田舎暮らしにあこがれ、田舎に移住する人も多いほどだ。記事に対して、中国のネットユーザーからは「我が国のほとんどの農村はなぜ美しい感じがしないのだろう」と疑問を投げかけ、日本の農村との違いを指摘している人がいたが、これも中国の農村との違いの1つかもしれない。日本は農村部でもおしゃれなお店が多く、公園もきれいに整備されるなど、生活を楽しむゆとりがあり、中国と比べるとレベルの高い生活ができると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)