日本は戦後、中国人にとって長く憎しみの対象だったが、最近では評価が高くなっている。それは、ビザの緩和などで日本に来る人が増えてきたのと無関係ではないだろう。中国メディアの今日頭条は25日、日本で見られる細部にわたる配慮の数々について紹介する記事を掲載した。こうした細やかさを見るたびに、ますます日本に惹きつけられてしまうそうだ。

 記事はまず、世界中で感染が広がり問題となっている新型コロナウイルスだが、日本はかなり初期に感染者が見つかったものの、ずっと感染者の増加ペースが緩やかであるため、「驚くと同時に心の中で尊敬してしまう」と紹介。これは日本人の細部にわたる配慮と関係があるとし、そのいくつかを紹介している。

 例えば、一時期感染者が最も多くなった北海道の空港では、整備員らが「大変な時ですが乗ってくれてありがとう」、「この先もお気をつけていってらっしゃい」と書かれたプレートを掲げて、手を振ったり頭を下げたりして送ってくれたと紹介。これはネットで拡散され称賛を受けていると紹介した。

 また、鹿児島では、鹿児島中央駅の駅員たちが黒板に「卒業証書」を手描きしたというもので、この駅を通学で利用してくれたことの感謝と、卒業生へのエールを込めて、近郊の学校の卒業生に向けてメッセージを送っているが、これは温かな心配りと言えるだろう。

 他にも、公共の場所を見ると、エスカレータの手すりがきちんと消毒されていること、エレベーターのボタンわきに「静電気除去」のラベルがあること、コンビニのレジわきには手洗いがあること等を紹介。こうした「細かなところ」は、直接利益に結び付くものではなく、利用者の立場になってみなければわからないことばかりだ。

 記事の中国人筆者は、新型コロナウイルス問題が終息したら、「また日本でこういう細やかさで感動したい」と次の日本旅行に期待を見せている。日本としても、中国人旅行客が戻ってくるのを心待ちにしたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)