上海市政府は22日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、入国者に14日間の隔離措置を義務付ける対象の24カ国から日本を除外すると発表した。中国メディアの今日頭条は24日、上海市が対象とした24カ国から日本が除外された理由を考察する記事を掲載した。

 記事はまず、日本が今回の新型コロナウイルスの対策で取った政策は「変わっている」と主張。「封鎖もしていないのに爆発的な増加が抑えられている」からだという。これは、現在のところ成功しているように見え、実際上海市からは隔離措置対象国から除外されたわけだが、中国には不安視する声もあるそうだ。日本では検査していない人が多いため、同様に未検査の人が多い米国から感染者が入ってきてしまったオーストラリアの二の舞になるのではないかと心配している人がいるという。

 こうした懸念に対して記事は、「心配するには及ばない」としている。日本人は衛生概念がもともと高く、日常的に手を洗うことや、毎日風呂にも入ること、店の入り口にはアルコール消毒があり、多くの人が普段からマスクをしていて、くしゃみするときには拡散しないように配慮するマナーも普及しているからだ。これらすべては、日本では新型コロナウイルスが広まる前から習慣になっている。

 さらに、医療面でも心配には及ばないと指摘。日本は医療水準も高く、保険制度も完備されていると伝えた、実際、新型コロナウイルスの治療に中国が採用することにしたインフルエンザ薬・アビガンは富士フイルムのグループ会社が開発したものだ。災難に見舞われることの多かった日本は経験豊富で危機管理に強く、心配するどころか、むしろ特効薬のないコロナウイルス対策としては、国民一人ひとりができることをして衛生を守るのが一番だと日本を見倣うようにすすめている。

 記事に対して、日本の衛生概念を高く評価するコメントや、「新型コロナウイルスを良く抑えている」と称賛する意見、「増加し始めてからもう1カ月になるので、これ以上は広がらないのではないか」と楽観視する人が目立った。また、「日本頑張れ」、「日本を応援しています」といった応援のメッセージも多く、日本の状況に対する中国人の関心の高さがうかがえる。記事が主張するように、感染の爆発的な増加だけは発生しないことを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)