中国湖北省武漢市を発端に世界中に広まった新型コロナウイルス。中国国内では事実上の都市封鎖や不要不急の外出の制限が功を奏し、国内での新たな感染者数は大幅に減少した。日本では1月中旬ごろから感染者が確認され始め、日本国内での感染者数は23日時点で1110人になっている。

 日本では国内での感染拡大を防ぐために様々な対策が行われてきたが、中国のように都市の封鎖や外出禁止といった強行的な措置を取っていないため、中国から「やり方が甘い」と指摘されることもあった。しかし、中国メディアの虎嗅はこのほど、「今回の疫病の蔓延に関して、我々に日本を嘲笑する資格はない」と主張する記事を掲載し、その理由を伝えた。

 記事はまず、中国では強硬な措置を取ったことによって、最近になってようやく国内での新たな感染者の増加が抑えられるようになったと紹介。同時に「日本は水際対策が失敗したと見られていた」としながらも、今や感染が深刻化しているのはイタリアなどの欧州であり、日本は結果的に感染拡大を防ぎ、国内の混乱も防ぐことができたのが現実であると指摘した。

 また、日本では感染が確認された患者に関しては、どの国籍であったとしても「無料」で治療を受けることができると紹介したほか、イタリアでは医療崩壊が深刻化しつつあると言われるなか、医療施設が数多く存在する日本では今のところ医療崩壊の懸念はほとんどなく、世界的に見ても新型コロナウイルスの脅威に非常に上手に対応していると指摘した。

 記事は、当初の日本の対策に対して、「やり方が甘い」と嘲笑していた声があることについて再度触れ、「今回の疫病の蔓延に関して、我々に日本を嘲笑する資格はない」と論じ、実際に中国国内ではもう日本の対策を「甘すぎる」と嘲笑する声は見られなくなったと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)