今や新型コロナウイルスは世界中に感染が広がり、外出禁止令が出ているところでは無数の人々が自宅にこもっている。いつまで続くか分からない引きこもり生活に備え、各国で日用品の買い占め騒動が見られるようになった。中国メディアの新浪は22日、日本とイタリア、そして、フィリピンでそれぞれ違ったものが買い占められたことを紹介する記事を掲載した。

 日本で買い占めがひどかったのは、言うまでもなく「トイレットペーパー」だ。記事は、デマだと分かっても買い占めは続いた、と理性を失った消費を指摘。また、世界で最も多く犠牲者が出ているイタリアでは、「ピザ」が買い占められたと紹介。これはスーパーの冷凍ピザのことだが、なぜかパイナップル味の「ハワイアン」だけが残ったと主張した。

 いずれにしても、トイレットペーパーは生活物資であり、ピザは食品であるため、買い占めたくなる心理は理解できると言えるだろう。しかし記事は、「フィリピンの買い占めは変わっている」と紹介。どういうわけか、「ガンダムのプラモデル」、いわゆる「ガンプラ」が棚から消えた店があったという。

 記事は、プラモデル1つ仕上げるのに1ー2週間、早くても数日はかかるものなので、「時間が過ぎるのが早く、安心・安全な娯楽だ」と指摘し、フィリピンの人々の目の付けどころの良さを称賛している。

 今回の新型コロナ騒動で、これまで当然のように簡単に手に入ったものが店から消えていく不安がひしひしと感じられた。買い占めによって必要な物資が必要な人の元に届かないのは、大変残念で迷惑なことだが、日用品の買い占めと違って、「ガンプラ」の買い占めならば誰かが生活に困ることもなく、外出も減らすことができて良いことなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)