中国メディア・南方都市報は22日、新型コロナウイルスの感染者が緩やかながらも増加している日本で、政府が不要不急の外出を控えるよう呼びかけているにもかかわらず、花見や聖火リレー見物で多くの人が密集する事象が発生していると報じた。

 記事は、ウイルス感染が世界的に拡大し、各国政府が大規模な集会を中止し、外出を極力控えるよう呼びかけているものの、実際に市民の行動を制御するのが難しい状況であると紹介。日本では、多くの市民がいつも通りの生活をしており、街に出かけたり、テーマパークで遊んだりする市民が多く見られると伝えた。

 また、桜が開花した東京の上野公園では連日花見客が大勢押しかけており、東京都が公園や川辺での宴会を辞めるよう呼びかけ、同公園内にも集会禁止の掲示が出されていたにもかかわらず、それでもなお地面にシートを敷いて座り、飲み食いする様子が見られ、中にはマスクを着用するなどんお安全防護措置を何も取っていない人もいたとした。

 さらに、21日には宮城県仙台市で聖火を見物するために約5万2000人が集まり、数時間待つ長蛇の列が発生したことを紹介し、今後も大規模な密集状態が見られうようであれば、東日本大震災の被災3県での聖火の巡回展中止も検討される事態になったと伝えている。

 この状況について、中国のネットユーザーは「他人には他人の方法があるのだから、われわれが必要以上に騒ぐことはない。日本はしっかりコントロールしていると思う」、「日本人は予防意識が高いので、そこまで心配する必要はない」、「日本社会は普段から衛生面に留意している。中国の報道はあまりにも極端だ」など、日本の状況に対して過敏になるべきではないとの見方が多く見られた。

 一方で「感染者の増加が緩やかなのは、検査対象者を絞っているからに過ぎない」、「落ち着いているのは表面的な部分だけ」とのコメントを残すユーザーもいた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)