中国では日本人に対して「礼儀正しく、ルールを守る国民性」というイメージを抱いている人が多い。日本国内でも新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、コンビニや各種施設のトイレに設置してあるトイレットペーパーや消毒液などが盗難される事件が多発していると聞いて、多くの中国人は驚くという。

 中国メディアの虎臭は19日、「突然日本人がトイレットペーパーを盗み始めた」と紹介する記事を掲載し、それに対して商店や施設がどのような対策をするようになったのか紹介した。

 中国では公衆トイレにトイレットペーパーが設置してあることはまずない。盗難される恐れがあるためだ。日本では公共の場所に設置されているものを盗んでいく人は少ないため、公衆トイレにはトイレットペーパーが設置されているのが一般的だ。

 記事は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本ではトイレットペーパーや消毒液が品薄になっていることを紹介し、こうした背景のもと「日本でも公衆トイレのトイレットペーパーや、各種施設に出入り口に置かれている消毒液を盗む人が現れた」と紹介し、店や施設側からすれば「非常に迷惑で悪質な行為だ」と伝えた。

 続けて、トイレットペーパーや消毒液を盗まれないよう、店や施設側がどのような対策をしているのかを紹介し、「このままではトイレを貸すことができない」と警告したり、予備のトイレットペーパーが置いてある場所に「御札」を貼り付けたりしていると紹介した。

 さらに、すでに取り付けてあるトイレットペーパーも盗難されないために鎖や鍵を用いて外されないようにしたり、盗難防止のタグを取り付けて自衛している店もあると紹介し、「礼儀正しく、ルールを守る国民性」と思われていた日本人も、いざモノがなくなると「盗みをはたらく」のだと驚きを示した。

 中国では公衆トイレにトイレットペーパーは設置されていない。近年ではトイレを使用する人の顔を認識して1回分のティッシュが出てくるシステムが投入されている公衆トイレもあるというが、日本でもトイレットペーパーの品不足が深刻だからこそ、モラルの向上が求められていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)