新型コロナウイルスの影響で、今年は訪日外国人観光客が激減しているが、ここ数年の観光客の増加には目覚ましいものがあった。2019年には3180万人の外国人が訪日したが、そのうち960万人近くが中国人であり、中国人にとって日本はますます身近な国になっている。中国メディアの百度は21日、「これまでずっと日本を悪く言ってきた中国人が、日本旅行に行くようになったのはなぜか」と題する記事を掲載した。

 これまで、中国人の日本に対する印象は非常に悪く、反日感情の強い人が多かったのは事実だろう。これは、主に歴史問題によるものではあるが、記事は「それなのにみんな日本へ行く」と矛盾を指摘。ネットでよく見る日本の悪口は、実際の日本を見れば違うことが分かるとして、「日本の良さ」を4つほど紹介した。

 その1つとして、「日本独特な文化と景観」を紹介。中国の影響を受けながらも独自の文化を築いており、四方を海に囲まれた自然環境も美しい、と唯一無二の魅力を伝えている。2つ目は、「環境の良さ」を挙げた。都市も道路も清潔なので旅行していて気分が良いと紹介した。

 3つ目には、中国人が慣れ親しんだ「日本のアニメの世界が現実で見られる」ことを紹介。日本の漫画やアニメなどで出てくるもの、例えばメイドカフェなどが現実社会にあって体験できることに感動するようだ。そして、最後には、「日本には学ぶべき点が多くあること」を指摘。車が多いのに交通ルールをよく守って秩序正しいことや、トイレが清潔で衛生的なこと、工業や精密機械、自動車のような世界をリードする分野が多いことなどを指摘した。

 記事は最後に、一部の中国人はいまだにネットで日本を悪く言っているが、そうした人たちは「井の中の蛙だ」と批判している。実際、日本嫌いだった多くの中国人が日本旅行をきっかけに日本好きになっている。実際に行ってみると印象が変わるというのは、日本に限らずどこも同じだろう。早く渡航制限が解かれて、中国人を含む大勢の外国人観光客が訪日し、日本の良さを体験してほしいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)