中国が先進的な科学技術として誇りにしている高速鉄道。多くの中国人は「もはや日本を超えた」と思っているようだ。中国メディアの百度は16日、「日本の新幹線はなぜ中国に後れを取るようになってしまったのか」と題する記事を掲載した。

 日本の新幹線のどこが、中国に「遅れを取って」いるのだろうか。記事が理由として挙げているのは「速度」だ。JR東海は、山梨リニア実験線の走行試験で、有人走行として世界最高の時速603キロを記録したが、「中国は605キロを記録した」と張り合った。さらに営業最高速度でも中国は時速350キロなのに対し、日本は320キロに過ぎないと指摘しており、中国は何かにつけて日本に勝っていることを示したいようだ。

 そのうえで記事は、日本が遅れをとるようになったのには3つの理由があると分析。その1つが「国内需要の不足」だ。新幹線が導入された当時は経済が急速に成長している時期だったが、後の経済停滞で需要が減少したとしている。2つ目は「日本の地形」だ。人口密度が多くて駅と駅との間隔が狭い日本の新幹線は、最高速度に到達する前に次の駅に着いてしまうと指摘。山が多いこともハンディだと伝えた。

 3つ目は「技術面で中国が日本を上回ったから」と主張。中国は当初、日本から高速鉄道の技術を学んだものの、技術革新を重ね今では「技術で日本を追い越した」のだという。いまや中国高速鉄道は世界へと輸出しているため、世界市場では強力なライバルになっていると締めくくった。

 この記事から、中国が高速鉄道で日本に強いライバル心を燃やしていることが良く伝わってくる。中国が日本を超えたかどうかはさておき、日本は次世代の高速鉄道としてリニア中央新幹線の開業に向けて着実に工事を進めている。中国もリニア開発に着手していると言われるが、むしろ日本が一歩先を行っていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)