中国科学技術部の張新民氏は17日、富士フイルムのグループ会社が開発したインフルエンザ治療薬である「アビガン」について、新型コロナウイルスに対して「非常に良い臨床結果を確認した」と発表した。

 中国メディアの雷鋒網は18日、「アビガン」の新型コロナウイルスに対する有効性が確認されたと伝えつつ、アビガンは中国政府に「認められた」と報じた。

 アビガンは富士フイルムのグループ会社である富士フイルム富山化学が開発した薬であり、その商品名だ。一般名は「ファビピラビル」という。記事は、新型コロナウイルスの治療において、アビガンは程度の軽い患者の重症化を防ぐうえで有効であることが臨床研究で明らかになったと紹介し、統計的にも優位な差が出たと紹介した。

 続けて、「ファビピラビル」は富士フイルム富山化学が開発した「日本生まれ」の薬であることを強調し、「ファビピラビル」は中国国内において「新型コロナウイルスの感染に対する重要な治療薬として、その有効性を中国政府に認められた」と強調。一方、中国でのファビピラビルの物質特許はすでに2019年8月に切れており、中国では複数の企業が後発薬の製造について政府に申請を行っている状況だが、すでに認可を取得している海正薬業が大量生産を始めていると紹介した。

 また記事は、海正薬業が中国国内で販売している「ファビピラビル」の薬は40錠で780元(約1万2000円)、20錠で398元(約6100円)の2種類だと紹介し、ともに1錠あたり約20元(約307円)であると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)