中国では健康意識が高い人が多いものの、経済的に豊かになったことで肥満や高血圧をはじめとする生活習慣病を患う人が増えている。特に肥満は深刻な問題となっており、大人だけでなく、子どもの肥満も増加している。

 中国人からすれば、街行く日本人は誰もが健康そうに見えるようで、「日本には美味しい食べ物がたくさんあるのに、中国と違ってなぜスリムな人ばかりなのか」と疑問に思うようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人が「美味しいものに囲まれながらも、健康的な体型を維持できる理由」について考察する記事を掲載した。

 中華料理は世界3大料理に数えられ、美食も数多く存在するが、油や塩分が多く含まれることもあって、近年の中国では肥満人口が急激に増加していると言われる。中国の肥満人口はすでに6000万人とも8000万人とも言われているが、中国ではふくよかな人は経済的に豊かというイメージがあることも、肥満人口の増加に拍車をかけていると言えるだろう。

 記事は、日本は世界的に見ても肥満率が低い方だと指摘し、豊かな先進国で美味しいものがいくらでもあるというのに、なぜ日本人はスリムでいられるのかと問いかけつつ、その秘訣の1つは「和食のヘルシーさ」にあると強調。和食は素材の味を大切にするため、中華料理のように油や塩分を大量に使わないと指摘し、こうした食事が健康的な体型の維持に寄与していると指摘した。

 また、日本人の「自らを律することができる精神」も秘訣の1つであると主張し、日本人は「他人からどう見られるか」を非常に気にする国民性であるため、お腹が出ている体型は容認できないのだろうと主張。また、日本ではメタボリックシンドロームが引き起こす可能性のある病気に対して周知が進んでおり、多くの人が日常に「歩く」、「階段を使う」といった運動を取り入れていると紹介し、こうした自律が肥満防止につながっているのではないかと考察した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)