中国メディア・人民網は18日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク不足が続く日本で、手作りのマスクが人気を集めつつあると報じた。

 記事は、山梨県甲府市の中学1年生の女子生徒が、「マスクが手に入らないお年寄りや子どもたちを助けたい」と手作りのマスク約600枚を同県に寄付したことを紹介。この生徒が「2月にドラッグストアでお年寄りが何軒も回ったのにマスクが買えないと店員に訴えている様子を見て、自分で作ろうと思った」と語り、お年玉で布やゴムを購入し、家族と一緒にミシンを使って制作したことを明かしたと伝えている。

 また、マスク不足の中、日本各地で手作りマスクのレクチャーが行われているとし、愛知県にある企業では無料のマスク作り講座を開き、ゴムとハンカチだけで裁縫することなく30秒で作れる簡易マスクのほか、本格的なマスクを含む多種多様なマスクの制作方法を教えていると紹介。すでに20回以上講座を開催しており、受講する市民の数が徐々に増えていることから、今後も講座を続けていく方針であると伝えた。

 「ないものは可能な限り自分で作る」というのは、非常時においてとても重要な考え方だ。東日本大震災で長時間停電したり、日常物資が不足したりした際にも、ネット上やテレビでさまざまな物の「作り方」が紹介された。

 便利な世の中では、ひとたびアクシデントなどで「便利な物」が使えなくなると、昔よりも不便な状況に陥ることがある。いざという時に「ない物」の代替品を自分で作れる技術は、今の時代だからこそ必要なのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)