新型コロナウイルスの日本での感染者はすでに800人を超え、日々増加し続けているが、その増加数は緩やかだ。日本では現在のところ、クルーズ船を除けば中国武漢や韓国、イタリアなどで見られた爆発的な増加や医療崩壊は回避できていると言えるだろう。中国メディアの斉魯壱点は16日、日本の新型コロナウイルス対策を称賛し、「欧米には真似できない」とする記事を掲載した。

 記事はまず、日本の現状について「3月初頭に今後2週間が要だと言っていたが今のところうまく抑えられている」と評価。厳しい封鎖を実施した中国とは全く異なる「緩やか」な対策ではあるが、感染者の増加も緩やかで、「日本は中国に次いで効果的に感染拡大を抑えられている国かもしれない」とまで称賛した。

 日本が「うまく抑えられている」のはなぜだろう。記事は、感染が疑われる人はまず自宅で様子を見るというのが良かったのかもしれないと分析。この方法のおかげで体調不良の人が病院に行くまでの間に感染するリスクや、医療崩壊を避けられたと記事は称賛した。また、花粉の時期と重なったのでマスク着用率が高く、感染拡大を抑えられたのではないかとも分析している。

 しかし、何より重要なこととして、「日本が新型コロナウイルスをコントロールできているのは高い自律性にある」と指摘。災害が多い日本では、非常時に政府の指示や要請に従い、ルールを守る習慣が身についているためで、これは「隠れた実力である」と称賛した。そして、「これを欧米諸国が真似するのは難しいだろう」と締めくくっている。

 新型コロナウイルスはどの国にとっても「新たなウイルス」であり、現段階ではどの国のどの方法が正しく賢明であるとは断言できない。とはいえ、中国のような厳しい政策を取らずとも医療崩壊することなく大規模感染を免れている日本は「うまく抑えられている」と言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)