「海のミルク」と呼ばれるカキには「生食用」と「加熱用」があるが、その違いをご存じだろうか。鮮度の違いではなく、「生食用」はまさに生食するために雑菌の少ない海域で養殖され、出荷前に滅菌洗浄されたもの、「加熱用」はそうでないものという違いだ。この違いはちょうど、日本の生卵と中国の生卵の違いに似ている。

 中国メディア・東方網は17日、生食しても問題がない日本の生卵は中国の生卵とは「別物」であるとする記事を掲載した。

 記事は、中国を含む世界各国で日常的に食されている鶏卵について、通常は加熱して食べるものであると紹介。しかし、日本だけは異なっており、卵を生食する独特の文化が存在し、生食のなかでも特に割りほぐした卵を白飯の上からかけ、醤油を垂らした「卵かけご飯」が愛されていると伝えた。

 そして、中国の生卵は「生臭くて到底食べられない」のに対し、日本の生卵は「われわれのものとは違う」と指摘。中国の卵は殺菌処理を行っていないほか、産卵後数日間経過したものを食べることが多いため、生卵のままでは生臭さが強く残ってしまうが、日本の卵は出荷前に殻を洗浄するなど多くの生産セクションで殺菌処理が行われているほか、商店で販売されている卵も産卵からあまり時間が経過していないため、臭みがとても少ないのだと説明している。

 さらに、多くの中国人ネットユーザーが卵かけご飯やすき焼きで日本の生卵を味わった際に「基本的に何の生臭さもないばかりか、爽やかな味わいさえする」と感想を示していると紹介。「栄養があってなおかつ臭みがなくおいしいのだからこそ、日本では卵を生で食べるという選択もアリなのだ」と評した。

 「加熱用」のカキも、中国の卵も、「そもそも生で食べることが想定されていない」という点で同じだ。そして、両者ともしっかり加熱さえすれば安心して食べられるだけでなく、とてもおいしいという点でも共通している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)