中国では仕事が終わるとまっすぐ家に帰り、家族と夕食を共にする人が多い。一方、日本のビジネスパーソンのうち、特に男性は仕事が終わると居酒屋で酒を飲むなど、まっすぐ家に帰らない人が多いことに中国人は驚くという。

 中国メディアの今日頭条は14日、「日本のビジネスパーソンはなぜ退社後に街をふらつくのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、その理由を分析した。

 記事はまず、近年の日本では退社後すぐに家に帰らず、街をフラフラするビジネスパーソンが増加していて、彼らのことは「フラリーマン」と呼ばれていると紹介した。だが、日本のビジネスパーソンと言えば、仕事一筋の人が多いと中国では認識されているため、「イメージに矛盾が生じている」と論じた。

 では、なぜ日本ではフラリーマンが増加しているのだろうか。記事は、以前の日本では残業が当たり前で、家族と共に食事を取る暇もないほど仕事が忙しかったが、近年働き方改革が提唱されるようになり、残業が減って定時で帰宅できるようになったと紹介。だが、定時で帰宅すると「仕事をがんばっていないのではないか」と家族や近隣から見られるという心理が働くため、街をふらつくのだと分析した。

 続けて記事は、フラリーマンは家に帰らず「ゲームセンター」で遊んだり、「居酒屋」でお酒を飲んだり、「スマホのゲーム」や「カラオケ」などをして時間を潰している一方、家で待つ家族からは「早く家に帰ってきて家事を手伝って欲しい」という怒りの言葉が多く聞かれると強調し、日本のビジネスパーソンも苦労しているのだと主張した。

 中国では家族との時間を大切にすると言われている。一方で、女性の社会進出も進んでいて、夫婦共働きの家庭も非常に多く、食事も仕事場で済ませるためすれ違いの家庭も多いという。また、男女平等が一般的な中国では夫婦であっても財布を完全に分けている家庭も多いが、逆に男性でも料理や洗濯などの家事を日常的に行う人は多い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)